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            作者不詳

□ 合板に油彩

□ 高さ15.2×幅15.2(p)
この絵はね、合板の層がめくれて絵の面がスルメを焼いたみたいに
反って巻いていたんですよ。
小さいくせにやたら絵が気になって綺麗に修復洗浄したらご覧の通り。
面白い絵。一見陰気な絵にも思われそうだけど、人懐っこさが見え隠れする。
裏にはまた小難しいことが書いてある。


        (一つのヒューマニズム)
        人間の姿勢が、これ自身
        悲劇のモニュメントである
        かのように思う
                     作者

サインは画面に「E」ともみえるひとつだけ、  「作者」ともったいぶらずに
ちゃんと親から貰った名前を書いておけっ! と つっこみたくなる。
随分拗れたように斜めからものをみる作者のようだけど、多分、人間、人の
ことが大好きな、好きで好きでたまらないいい人なんだろ、と直感で想像する。
中央の青い日輪のようなものといい、打ちひしがれたように歩む姿勢のひとのフォルム
といい、後ろの墓標ともみえる物体といい、悲観と絶望を凝縮したようなものだけど、
かえって「それじゃあんまりだ・・・」という作者の人懐っこいやさしさが際立って
うかがえるようだ。モチーフを陰鬱なものにしながらも暖色系の色彩を織り込ませた
しかし、なかなかいい雰囲気のある作品ですよ。
描いた貴方は誰ですか?
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